この記事では、パソコン市場のWindows11対応している、おすすめの中古パソコンを紹介します。
また中古パソコンを選ぶ時の基準も、解説していきます。
Windows10のサポートは、2025年10 月14日までとなっているため、買い替えを検討しているかたは確認して欲しい内容となっています。
それでは以下より、確認をしていきましょう。
Windows11の中古パソコンを選ぶ時の基準を解説！
ここではWindows11の中古パソコンを選ぶ時の基準を解説していきます。
まずは選ぶ際のポイントを、以下の表にまとめましたのでご覧ください。
| 項目 | 選ぶ際のポイント |
|---|---|
| OS | 必ずWindows11対応パソコンを選ぶ |
| CPU | Intel製：第8世代Core以降を選ぶ AMD製：Ryzen2000シリーズ以降を選ぶ(デスクトップPC) AMD製：Ryzen3000シリーズ以降を選ぶ(ノートPC) |
| メモリ | 最低8GB(16GB推奨)を選ぶ |
| ストレージ | サイズ：最低256GB(500GB推奨)を選ぶ 種類：SSDタイプのものを選ぶ |
それぞれの項目の解説を、以下よりしていきます。
OS
OSは当然ですが、Windows11対応の中古パソコンを選んでください。
Windows10のサポートは、2025年10 月14日までとなっているため、今からWindows10以前の中古パソコンを購入してしまうと、問題が起きる場合があります。
理由としてWindows10のサポートが終了すると、OSの脆弱性を修正するセキュリティアップデートが提供されなくなり、新たなウイルスやハッキング攻撃に対する防御策がなくなり、PCの安全性が著しく低下するからです。
重要なことなので、OSについても触れておきました。
CPU
CPUでは、以下のスペックのものを選ぶようにして下さい。
- Intel製：第8世代Core以降を選ぶ
- AMD製：Ryzen2000シリーズ以降を選ぶ(デスクトップPC)
- AMD製：Ryzen3000シリーズ以降を選ぶ(ノートPC)
中古パソコンには、上記のスペックを満たしていないWindows11のものが販売されている時もありますが注意が必要です。
なぜなら正式にWindows11対応していないため、不具合が出る可能性があるからです。
なので価格が安すぎるものは、このCPUが対応していない中古パソコンもあるので、しっかりと確認をしておきましょう。
メモリ
パソコンのメモリは、スムーズな動作を実現するために重要な要素のひとつです。
Windows11を搭載した中古パソコンを選ぶ際は、最低でも8GBのメモリを確保することをおすすめします。
メモリの容量が少ないと、基本的な操作であっても動作が遅くなり、快適な使用が難しくなります。
当編集部では4GB・8GB・16GBと使用してみたのですが、以下のような所感となりました。
| メモリ | 所感 |
|---|---|
| 4GB | 動作が遅く、実用的ではない |
| 8GB(最低) | 軽い作業は問題ないが、多くのアプリを開くと動作が重くなることがある |
| 16GB(推奨) | 快適な動作が可能で、重さを感じることはほとんどない |
4GBのメモリでは動作が遅く、現代のパソコン環境では実用性に欠けます。
基本的なウェブブラウジングやOfficeソフトの使用であっても、動作にストレスを感じるレベルです。
8GBのメモリでは一般的な作業（ウェブブラウジング、動画視聴、Officeソフトの利用など）は問題なくこなせますが、複数のアプリを同時に開いたり、Google Chromeで多くのタブを開いたりすると、動作が重くなることがあります。
特にGoogle Chromeはメモリ使用量が多いため、タブを多く開くユーザーには注意が必要です。
16GBのメモリを搭載したパソコンでは、動作がスムーズになり、複数のアプリを同時に開いてもストレスを感じることはありませんでした。
これらのことから、パフォーマンスの安定性を求めるなら、16GBを選ぶのがベストです。
ストレージ
ストレージの量良は、最低でも256GBのものを選びましょう。
もう1つ下の128GBもありますが、現状これではすぐに容量が多くなって、データ類が圧迫されてしまします。
WindowsはOSがバージョンアップして性能がよくなるかわりに、必要な容量が多くなっていきます。
128GBは現段階ではかなり仕様上厳しいので、最低でも256GBのストレージが搭載されてある中古パソコンを選びましょう。
次にストレージの種類は、SSDタイプのものを必ず選んでください。
現在はほとんどSSD(ソリッドステートドライブ)が搭載されているものですが、中にはまれにHDD(ハードディスク)タイプのものもあります。
とくに値段が安いと思った時は、ストレージの種類には注意が必要です。
データ転送の速度が、SSDの方が約3倍から5～7倍速いので、SSDタイプのものを選ぶのが必須です。
HDDのものを選んでしまうと、後悔をしていまうので、注意が必要です。
パソコン市場のWindows11対応のおすすめ中古パソコンを紹介！
ここでは上記の条件を満たした、パソコン市場のwindows11対応のおすすめ中古パソコンを紹介します。
中古パソコンを選ぶ際の参考になったら幸いです。
富士通 LIFEBOOK A579/A （第8世代CPU）
| メーカー | 富士通 |
|---|---|
| 商品番号 | 183 130 |
| 税込価格 | 34,800円 |
| OS | Windows11 Home 64 bit |
| CPU | Intel Core i5 第8世代 8265U 1.6 GHz |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | SSD 256GB |
| 画面 | 15.6 インチ HD FWXGA (1366×768) ノングレア(非光沢) |
| 付属品 | 電源アダプタ ACケーブル |
| 保証期間 | 1年間 |
※赤字のところはPCスペックにおいて特に重要な項目です
富士通 LIFEBOOK A579/A （第8世代CPU）の解説
パソコン市場でWindows11搭載でおすすめの中古パソコンは「富士通 LIFEBOOK A579/A （第8世代CPU）」です。
ほぼ欲しい条件がそろっており、コストパフォーマンスが高いからです。
ストレージの容量が「500GB」以上あれば完璧でしたが、この価格なら納得の性能ということができます。
CPUに関しては「Intel Core i5 8265U 1.6 GHz」となっており、赤字になっている部分が世代を示しています。
この場合8となっているので、8世代のCPUが搭載されていることがわかります。
このことから、正式にWindows11対応しているCPUです。
メモリも16GBととなっておりWEBサーフィンや動画視聴、エクセルを使っての事務作業なども問題なくこなしてくれるでしょう。
HDくらいの動画編集も出来なくはないですが、編集ソフトによっては重くなったり、動画出力の際に時間がかかる可能性はあります。
このパソコンは価格が34,800円となっていますが、これと同じタイプのものでメモリが8GBとなっているものが27,800円で販売されていました。
価格差は7,000円となっていますね。
理想はメモリが16GBですが、予算を少しでも抑えたい方は、8GBの方を検討しても良いかもしれません。
Windows10のサポート終了後に起こるリスク
Windows 10は2025年10月14日をもって公式のサポートが終了します。
このまま使い続けることも可能ですが、安全性や利便性を考えると慎重な判断が必要です。
ここではサポート終了後に予想されるリスクについて解説します。
① セキュリティが大幅に低下する
サポート終了後は、Windows 10に対するセキュリティ更新が行われなくなります。
そうなると、新たなウイルスやサイバー攻撃に対する防御策が提供されず、以下のようなリスクが発生します。
ウイルス・マルウェア感染の危険性が増える
マルウェア（悪意のあるソフトウェア）やウイルスは、特にサポートの終了したOSを狙いやすくなります。
Windows 10には数多くの既知の脆弱性があり、サポート終了後はそれらを修正するアップデートが提供されないため、サイバー攻撃の標的となりやすくなります。
またWindows 10の古いバージョンを使っていると、信頼できるソフトウェアであっても安全性が保証されなくなります。
例えば、インターネットバンキングやオンラインショッピングを利用する際に、ウイルスに感染したPCを使うと、クレジットカード情報や個人情報が盗まれる可能性が高まります。
ランサムウェアによるデータ喪失のリスクがある
近年、ランサムウェア（データを暗号化して身代金を要求するウイルス）の被害が増えています。
サポート終了後のWindows 10では、新たなランサムウェアに対抗する手段がなくなり、重要なファイルが使用できなくなるリスクが高まります。
業務で使用しているPCの場合、社内の機密データが暗号化され、復旧できなくなる可能性も考えられます。
② ソフトウェアやハードウェアの互換性問題が出る
Windows 10のサポート終了後、さまざまなソフトウェアや周辺機器が対応を打ち切る可能性があります。
これにより、仕事や日常のPC作業に支障が出ることが考えられます。
最新ソフトウェアの動作保証がなくなる可能性がある
例えば、Google ChromeやMicrosoft Officeなどの主要なアプリケーションは、セキュリティリスクを理由にWindows 10のサポートを停止する可能性があります。
またAdobe製品や業務用ソフトウェアもWindows 10上では動作しなくなるケースが増えてくるでしょう。
インターネットを利用するソフトウェアは、古いOSではアップデートが提供されなくなり、脆弱性を抱えたまま使用し続けることになります。
結果として、ウイルス感染やデータ漏洩のリスクがさらに高まります。
新しい周辺機器が使えなくなる可能性がある
PCに接続するプリンター、スキャナー、外付けHDD、グラフィックボードなどの周辺機器は、新しいOS向けに最適化されます。
そのためWindows10のままだと、新しいデバイスのドライバが提供されず、正しく動作しなくなることが増えてきます。
③ システムパフォーマンスの低下と安定性が悪化する
Windows 10のサポートが終了すると、パフォーマンスの最適化やバグ修正が行われなくなります。
その結果、PCの動作が遅くなったり、突然クラッシュするなどの問題が発生しやすくなります。
システムの処理速度が低下する
OSが古くなると、新しいアプリケーションを動かす際の負荷が増え、動作が重くなることがあります。
オンライン会議や動画編集、ゲームなど、高い処理能力を必要とする作業では顕著に影響が出るでしょう。
エラーメッセージやクラッシュが増える
バグ修正が行われないため、予期しないエラーや強制終了が増加する可能性があります。
このようなトラブルが頻発すると、業務効率が低下し、重要な作業中にデータが消えてしまうリスクもあります。
Windows 11への移行のメリット
Windows 11は、セキュリティの強化やパフォーマンスの向上が施された、最新のオペレーティングシステム（OS）です。
Windows 10のサポートが終了する今、より安全で快適な環境を維持するためには、Windows 11への移行がおすすめです。
ここではWindows11にアップグレードすることで得られる具体的なメリットについて簡単に解説します。
TPM 2.0とセキュアブートによる強化される
Windows 11では、「TPM 2.0（Trusted Platform Module 2.0）」と「セキュアブート」の機能が必須になりました。
TPM 2.0は、PCのハードウェアレベルでのセキュリティ管理を行い、ウイルスやマルウェアの攻撃を未然に防ぐ仕組みです。
またセキュアブートは、OSの起動時に正規のプログラムのみを実行することで、不正なソフトウェアがシステムに侵入するのを防ぎます。
Windows Defenderの強化
Windows11では、標準搭載されているウイルス対策ソフト「Windows Defender」も大幅に進化しています。
リアルタイムでPCを監視し、ウイルスやランサムウェアの攻撃を防ぐ機能が強化されており、第三者のセキュリティソフトを導入しなくても、一定の安全性が確保できます。
BitLockerによるデータ保護
Windows 11のPro版では「BitLocker」という暗号化機能を活用することで、ハードディスク内のデータをより安全に保護できます。
万が一PCが盗難や紛失した場合でも、BitLockerによってデータが暗号化されているため、第三者がアクセスすることができません。
このように、Windows 11は、Windows 10と比べて格段に強化されたセキュリティ機能を備えており、今後のサイバー攻撃や個人情報の漏洩リスクを大幅に軽減することができます。
